JUICエコロエクスパンダーII(EE2)の効果ー初代EEで下塗り後のEE2の塗布


#1 新品のキョウヒョウプロIIIにEEのみを毎日1回10日間塗り,その後4日間放置した状態.今までの使用経験上,これでEEの飽和状態となり,これ以上の反り返りは期待できない.従来は,この後でオレンジXを3日間塗布後デカノリコでラケットに接着する.従来方式での接着の直前の反り返り具合は下記#2および3より かなり少ない.


#2 上のラバーに更にEE2をたっぷり3回塗り,3日間放置した状態.そり返りが進み,ラバーが 多少丸まっている.


#3 上記の ラバーにデカノリコを塗り,ラケットに貼り付ける直前の状態.デカノリコに含まれる揮発性有機溶剤
  の影響で丸みは若干増している.

#4 ラバーのそり返りが激しいので剥がれないように,クリッキープレスで半日以上押さえつけておく.

#5 上記#2の状態のラバーにオレンジXをたっぷり塗り2日経過した状態.  ラバーの反り返りは増加し,シートと
   スポンジが1部剥離した.従って,EE2+オレンジXはラバーを壊す危険がある

#6 上記#2の状態でラケットに貼り付け,2週間後に剥がした直後. 剥がした理由は,サイドテープを除去してラバーの接着状態を調べたら,ラケットの周辺5mm位の部分でラバーが浮き上がっていたので,貼り直すため.これが2週間で2度目の貼り直し.反り返りは#2よりも少ないが,ラバーの弾みには不満は無い.

#7 毎週10時間で3ヶ月使用後に,ラケットから剥がした直後の状態.スポンジの厚さが,心持ち薄くなったような感がする.使用開始時と比べて,弾みと切れが無くなったと感じたので,ラバーの交換を決意.途中,ラバーの貼り直しは無し.ラバーの寿命とEEの有効期間は長く,保守性も極めて良好.

2005年7月26日 不動点
2005年10月30日図#7を追加.

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